心地よく晴れた4月20日創立記念日にホームカミングデーが開かれ、その機会を利用して文京支部の親睦会を催しました。 昨年の活動の振り返りを中心に、今後の活動を話し合う時間としました。
特別なプログラムとして、会員の田中和子さん(女性差別撤廃条約実現アクション東京 共同代表)のお話しを聞く時間を設けました。
内容は
『なぜ、日本は女性差別撤廃条約選択議定書を批准しないのか』
6月29日の総会の日に詳しい資料をお渡しする予定です。要旨は以下の通り。
[要旨]
日本は1985年に女性差別撤廃条約を批准した。しかし、この条約の実効性を高めるための選択議定書は未だ批准していない。選択議定書には個人通報制度あり、条約に定める権利が侵害され、最高裁でも救済されなかったとき、国連の女性差別撤廃委員会に通報できる。通報が受理され、勧告が国に行われれば、個人の救済のみならず、国会や司法などが女性の人権の視点をもっと反映することに繋がる。
なぜ日本は国連の勧告を無視し、批准しないのか。人権後進国と言われる日本は批准すると困ることが多くあり、政策としての優先度は低い。国連では10月に日本の条約履行状況の審議が行われる。また、同じ態度を繰り返すのか、ジェンダー平等に対する本気度が問われる。
[文京支部総会のお知らせ]
下記の要領で総会を開催いたします。ご参加ください。
6月29日(土)10:00~12:30 桜楓2号館3階
・支部活動の報告
・新年度の活動予定
・講演 さいとうなおこ氏 (歌人 「未来」選者・子規庵保存会理事長)
レイズドベッド(立ち上がり花壇)のハーブの花が咲きそろいました。障がいのある人達も、香りやテクスチャーを楽しめる場所です。
真紅のツツジを引き立てているのはシマカンスゲ。ベアグラスとも呼ばれます。耐寒性・耐暑性共に優れた常緑の宿根草です。
<写真と文> 文京支部長 新25理II 関島みどり
※設計者として管理に立ち会っています。