理事長メッセージ

「卒業生の皆様、ようこそお帰りなさい!」 

   ―第45回ホームカミングデー開催に寄せて―    桜楓会理事長 高野晴代

桜楓会理事長 高野晴代

 「卒業生の皆様、ようこそお帰りなさい!」これは、ホームカミングデーのオープニングで、長年理事長が、ご来訪の卒業生にまず呼びかけた言葉です。

 2026年4月18日(土)、第45回ホームカミングデーが開催され、多くの卒業生が日本女子大学のキャンパスにいらしてくださいました。一昨年の2024年度から日本女子大学創立記念式を卒業生を迎えるホームカミングデーの日に行うことにいたしまして、3回目となりました。 

 1978年10月に第1回ホームカミングデーが行われて以来、桜楓館の増築などでの休止をはさみ、今回は第45回を数えます。桜楓会主催で毎年開催されておりましたが、2013年からは、日本女子大学との共催となりました。2021年の第40回では、東日本大震災で卒業式ができなかった卒業生のために「10年目の卒業式」として「2011年 3月卒業生を祝う会」を行い、大学と桜楓会での共催の意義を強く感じる行事となりました。今年度も昨年度に続き、新しい企画を用意して卒業生をお迎えしました。

 さて、日本女子大学は、今年、創立125周年です。記念日は4月20日ですが、ホームカミングデーは、記念日にできるだけ近い土曜日に開催しています。大学の授業を休講とし、キャンパス全体を卒業生が使いやすくすること、さらに土曜日開催として、皆様が参加しやすくするためです。また、卒業後5年、15年、25 年、35年、45年、そして55年の皆様には、特別にご招待の案内を郵送しています。もちろん、記念の年以外の卒業生にも機関紙「桜楓新報」「桜楓会ホームページ」を通して、皆様をお迎えしていますが、毎年、卒業後5年、15年、25年、35年、45年、55年の方々をご招待し、それが10年巡ると再び特別のご招待の年になるという企画で進めているのです。

ホームカミングデーの概要は、下記のURLでご覧になれますが、創立記念式の一部を引用いたします。

第45回 ホームカミングデー開催のお知らせ 4月18日(土) https://oufuukai.or.jp/9258/

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■オープニング挨拶 

■創立記念式 

式 辞 日本女子大学学長                  篠原 聡子   

祝 辞 一般社団法人日本女子大学教育文化振興桜楓会理事長  高野 晴代 

名誉教授称号授与

日本女子大学学業成績優秀賞、研究奨励賞授与

近況報告  副学長JWUキャリアライフセンター長      坂本 清恵

      文学部長                    加藤 玄

講演  「生成AI時代をどう生きるか-学び・仕事・人生のアップデート」

    講演者:東京大学大学院工学系研究科 技術経営戦略学専攻/

        附属人工物 工学研究センター教       松尾 豊 氏

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 今年度のオープニングの挨拶は、大学の坂本清恵副学長と桜楓会の堀越栄子常任理事が担当され、「卒業生の皆様、ようこそお帰りなさい!」と呼びかけました。

 篠原聡子学長は、今、日本女子大学は新たな学部・学科再編を行い、人文社会・理工・文理融合の3領域、9学部16学科体制を実現させ、女子総合大学を目指すと話されました。

 そして私の祝辞ですが、「この理事長メッセージ」の最後に記したいと思います。

 今回のご講演は、「生成AI時代をどう生きるか-学び・仕事・人生のアップデート」として、ご活躍の松尾豊東京大学大学院教授がAIの今をわかりやすく説いてくださいました。

 またキャンパスツアーは人気が高く、在学生による興味深い案内で行われました。

 そして、Meet Your Friends @目白キャンパスとして、クラス会・サークル会・支部会などを大学の教室で開くことができたことは、ホームカミングデーならでは企画だったと思います。来年も再会を、ともう予約をしたいという声もあるほどでした。

 その他、盛りだくさんの企画となりました。そうしたキャンパスの活気は、桜楓会と大学の強い連携を感じさせるものだったいうメッセージを名誉教授の先生方から頂戴し、卒業生からも大学と桜楓会が協力して日本女子大学を発展させていきたいというメールが届き、大変嬉しく思っております。

 この度の「理事長メッセージ」の最後に、創立記念式の祝辞の一部と午後の「広岡浅子賞」第2回(2025年度)受賞者のスピーチの会についてお伝えしたいと思います。

「桜楓会ラウンジ」の一部を引用いたします。

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■桜楓会ラウンジ

どなたでも気軽に立ち寄りいただけるスペースです。 前半では、桜楓会設立120周年記念事業として創設した広岡浅子賞の受賞者のスピーチを行い、後半では、桜楓会が今、皆様にお知らせしたい情報を集めました。ぜひご参加ください。


〈第1部〉 
①高野晴代桜楓会理事長が語る「広岡浅子賞」
②第2回(2025年度)受賞者スピーチ、歓談

〈第2部〉 
①動画「桜楓会のあゆみ」「桜楓樹の実り」の上映
②「周年行事」についてのご紹介
③桜楓会の情報提供
④皆さまとの交流

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桜楓会も、一昨年設立120周年を迎え、記念事業を実施し、「広岡浅子賞」を創設しました。

 広岡浅子は、実業家であり、日本女子大学校の設立に物心ともで支えた人でした。それは創立者の考えに深く感銘を受けたゆえであり、それが分かるのは、浅子による在学生、卒業生への講話の記録です。祝辞では、浅子自身の言葉を紹介しました。

 成瀬先生から『女子教育』をいただいたが、初めは読まなかった。事業のため九州に滞在、その折に読み、感涙止まらなかったと話します。「私はこの人こそ真に女子教育を託すべき人、又自分の希望する女子を養成することのできる方と信じました」と述べています。浅子は、通信講義録「女子大学講義」が発刊された時には、真っ先に会員を志願し、生涯学び続けたいと書いています。

 女性であっても十分に学べる所を浅子は望みました。それこそが日本女子大学校であったのです。更に浅子は、卒業生のために、桜楓会補助団を発議し、惜しみない援助を続けました。後に女性のための勉強会を開いていますが、広い視野を持ち、様々な分野で活躍する人材を育てることを希望していたと思います。

 この賞は、浅子の志を受け、経済分野及び社会貢献において活躍している桜楓会会員を顕彰し、浅子に続く会員の様々な活動に光を当てると共に、活躍する会員を輩出することを目的としています。

 広岡浅子賞は、すでに2回実施、16名の受賞者を選出しました。ホームカミングデーの午後に、第2回の6名の受賞者に話をしていただく会を設けました。そのスピーチは、受賞者の方々のご努力がひしひしと伝わってくる強い感銘を受けるものでした。

 今年度も第3回の広岡浅子賞の応募が2026年7月より始まります。新たな出会いとそれに基づくネットワークが築かれていくと期待されます。

 来年もまた、創立記念日近くの土曜日にホームカミングデーが開かれます。「卒業生の皆様、ようこそお帰りなさい!」とお迎えすることでしょう。