練馬支部 秋の行事開催報告(練馬区立防災学習センター)

集合写真(「災害に備える」をバックに)

練馬支部恒例の秋の行事は、11月9日、大江戸線光が丘駅集合から始まりました。雨のそぼ降る中、ローズガーデンの秋バラを見ながら、そこを通り抜け、防災学習センターへ向かいました。

午前の部(支部会員17人参加)は、まず防災講話を30分ほど聞き、熱心な質疑応答の後、心肺蘇生法(AED)(人形を使って心臓マッサージを行う)と、初期消火(全員が消火器を使って、的に向かって放水する)の体験を行い、展示室を見学して、計2時間のコースをしっかり学習しました。

午後の部(18人参加)は、「藍屋」にて会食(松花堂弁当、和デザート、珈琲)を堪能し、新年会のことや、来年の総会のことが話題になりました。

後日届いた感想によりますと、特に印象に残ったのは、心臓の位置を再確認できたこと、AEDが届くまで心臓の辺りを5センチ押し続けること、今は感染症防止のため、口をつけた蘇生はしないこと、食料備蓄は最低3日間できれば1週間分、それは生存者救護の「72時間の壁」と関連していること、「ロ-リングストック」といって、多めに食材を購入して蓄え、定期的に食べながら不足分を補っていけばいいということ。今後の対策としては、防災用の携帯トイレは、1日一人5回×7日分×家族分(一人所帯だと35個)の用意が必要だというので、早速用意したい、新聞紙をストックしておくのも有効。消火器で放水するのを実際に体験できてよかった、玄関に置くようにしたい。冷蔵庫にも転倒ストッパーが必要ではと我が家でも対策を考えた等があげられました。

そして、今回の講話と体験を通して、自宅で生活できるのであれば、在宅避難が一番なので、普段から家を安全な場所にすること、実際の助けになるのは、共助(友人・隣人)30.7%、公助(救助隊)1.7%、自助(自力、家族)66.8%であることからも、自分の身は自分で守り、日頃から災害に備えておくことの大切さを学びました。

一番若い会員から、「大変役に立ち、今後に活かせる講義と先輩たちとの歓談に感謝いたします。」というLineが一番に届いたのが、何より嬉しいことでした。

(報告と写真:新25国 前田洋子)

行きに寄ったローズガーデン
(秋バラがキレイでした)
初期消火体験
(新4回生始め全員が挑戦)
藍屋での集合写真