「練馬支部設立70周年記念誌」
練馬支部は、1952(昭和27)年4月19日に設立され、その後紆余曲折を経ながら、先輩方のご尽力のおかげで、現在に至っています。例えば、支部費が1銭もなかった頃、群馬県から反物を取り寄せ、売り歩いて活動費に充てたという話は有名で、先輩から後輩へ語り継がれています。
今回、70周年ということで、10年前の2012(平成24)年6月にまとめた60周年記念誌の書式を引き継ぎ、その後の10年の活動の記録をまとめて、70周年記念誌を作成しました。
記念誌の前半は年表形式で、支部長ごとに年代別に、総会・行事・敬老プレゼント・バザー等の活動内容を書き、後半は、各行事の写真を載せました。60周年誌の写真は白黒でしたが、70周年誌ではカラーとし、表紙には、大学創立120周年記念行事の寄付でいただいた成瀬記念講堂の椅子の背面プレートの写真を載せました。
2022年5月28日、支部総会の後、70周年を祝う会を催し、70年間の歩みをパワーポイントでたどり、記念誌を配付しました。
後日、参加者に感想やご意見を求めたところ、たくさんの反響がありました。例えば、90代の先輩からは、「記念誌のその後の10年の歩みも、見事に整理されており、色々思い出され、改めて素晴らしい歩みを進めてこられたことに気づかされました。写真集も懐かしいお顔も見られ、おだやかな優しい雰囲気につつまれていて、この集団の中にいられる幸せをしみじみと感じました。今後の練馬支部が更なる新しい10年を発展的に拡げていけますよう、心から祈念いたします。」という嬉しい感想をいただきました。また、初参加の後輩からは、「70年もの間、先輩方が練馬支部を支え、縁を繋げてくださったことが、映像や資料をいただいたことで分かり、大変有難いことでした。まだまだ新参者ですが、少しでも皆様のお役に立てるよう頑張ります。」という頼もしい言葉をいただきました。
練馬支部設立以来の先輩方の熱い思いと強い行動力を知り、その思いを引き継ぎ、記念誌として記録を残すことの大切さを共有できたと思います。今後とも、多くの気づきを学ばせていただきながら、伝統を受け継ぎ、次の世代へ発展させていきたいと思っております。
(報告と写真:新25国 前田洋子)