広島支部 折り鶴~会員の広場~2024.12

~会員の広場~ 

「歴史の道 秋のプチ散歩」に参加して」                

新46文 西田佳恵   

私は結婚を機に広島市に参りまして十数年住んでおりますが、昨年初めて桜楓会広島支部の秋の行事に参加し、楽しい一日でしたので今年も出席いたしました。

2024年11月30日(土)、令和6年度の秋の行事が行われました。広島駅新幹線口ペデストリアンデッキに集合し、「二葉の里 歴史散歩道」のボランティアガイドさんからコース説明を受けスタートしました。今回は、初参加の人を含め、合計8名(会食参加者含め)でした。

最初の見どころは、集合場所から目の前に見える山で、二葉山という標高139メートルの東区にある景色です。この二葉山はブナ科のシリブカガシが群生している貴重な山です。ガイドさんは駅前の広島テレビ放送局一階のロビーを案内してくれました。2011年にヒロシマ賞を受賞したオノ・ヨーコさんが、制作した作品など「平和広島」に係るモニュメントも設置され、訪れる価値のある場所でした。そこから山側に向かい、「二葉の里 桜並木を復活させる会」が植樹している散歩道の色づきを楽しみながら通りました。東照宮の参道桜道の復活を目指す会で、趣旨等が記念碑に刻まれていました。

広島城から鬼門方向に位置する二葉山麓に建立されている寺社、「広島東照宮」は、浅野2代藩主光晟が慶安元年(1648)に造営しました。「饒津神社」は、浅野藩9代藩主斉粛が、始祖長政を祀るため、天保六年(1835)に造営しました。「明星院」は、歴代城主の保護も厚く、領内鎮護の祈禱寺とされていました。「鶴羽根神社」は、鎌倉時代の椎木八幡宮が前身と伝えられています。皆様にも散策の折には、ガイドさんの案内をお勧めします。

天候にも恵まれて、銀杏や楓の紅葉も美しく、あっという間の2時間でした。その後、移動してSOGOの「加賀屋」で会食をしました。大先輩のお二人も加わって下さり、とても和やかで楽しい時間を過ごしました。卒業から時が経ち、学年も学科も異なりますが、間近でお話を聞くことができ、改めて支部会の温かい交流を感じ、充実した一日となりました。