9月に入っても日中は真夏を思わせるような暑い日が続いておりますが、会員の皆様にはお変わりなくお過ごしでしょうか。
去る7月20日(土)に山梨県立図書館にて山梨支部総会と養蜂家・梅澤直美様による講演会を開催いたしました。今年は、通常通りの開催でしたが、急激な気温上昇の影響もあり、13名の方々のご参加となりました。
議事に先立ち、永眠された会員に黙とうを捧げ、ご冥福をお祈りいたしました。
≪議事≫
①2023年度支部活動について報告があり、承認されました。
②2023年度会計報告・監査報告が承認されました。
③新役員の紹介があり、承認されました。
④支部役員の選出方法について
いくつかの意見が出されましたが、解決案には至らず検討事項として継続することになりました。
≪講演会について≫
養蜂家の梅澤直美さんに「自然豊かな山梨に暮らすこと」という演題でミツバチと農業と人との共生による地域活性を目指した新しい養蜂の在り方についてお話しいただきました。
はじめにハチの巣の中の構成(女王バチ、働きバチ、雄バチ)とそれぞれの役割、またミツバチがハチミツを作る仕組みを興味深く拝聴しました。
農作物の七割がミツバチの受粉でできており人間はその恩恵にあずかっているが、現代は農薬の使用や気候変動、また開発などによってミツバチが住みづらい環境になっていて、ミツバチが活動できにくい環境は人間にとっても生活しにくい環境であるということを知ることができました。
梅澤さんの養蜂家としての使命はミツバチとの共存で、ミツバチが健康に生きられる環境を保つことで人や地域が幸せに暮らしていけるような養蜂を目指しているそうです。
講演の後、梅澤さんが採蜜した三種類のハチミツ(サクラ、さくらんぼ、アカシア)を試食しました。花の種類によってハチミツの色や香り、味の違いがあることがわかりました。
コロナ禍で、支部活動もままならない状況が続いていましたが、徐々に活動が再開されつつあります。役員一同、今後の活動の在り方を工夫してまいります。会員の皆様のいっそうのご理解とご協力をお願い申し上げます。
(一社)日本女子大学教育文化振興桜楓会山梨支部
支部長 高野晴美