1月27日(金)、神戸支部主催のもと、関西支部連合新年会が神戸ポートピアホテルにおいて開かれました。大阪支部にとっては3年ぶりの新年会(前回:2020年1月大阪支部主催/関西支部連合新年会)となり、日本女子大学学長の篠原聡子先生、桜楓会理事長の高野晴代先生もお越しになるとのことで心待ちにされていた会員の方も多かったのではないでしょうか。
この度の新年会は、コロナとインフルエンザの猛威に加え雪による影響も伝えられる中、神戸、京都、大阪の三支部のみならず姫路、滋賀、三重、奈良そして和歌山支部からもお集りいただき、上は新制6回生の方より60人近い方々(うち大阪支部11人)が一同に会すという誠に喜ばしい会となりました。
篠原先生によるご講話「変わる家族と変わる住まい」では、先生が長年、家政学部住居学科教授としてご研究を継続されているフィールドである赤羽台団地の事例や矢来町のシェアハウスの住まい方を通して、人間関係と建築のあり方は不可分であり、「住居」とは「住む」だけでなく「人をつなぐもの」であることをお教えくださいました。
高野先生のご講話「広岡浅子の魅力再発見―歌集『草詠』の世界」では、浅子が私的につづりためた数々の歌より、浅子の教養の深さ、考え方、思いといったものを解説いただきました。本学発足と桜楓会設立にこめた浅子の思いを改めて知ることもでき、来年の桜楓会設立120周年にもふさわしいその内容に、出席者は皆胸を熱くされたことと存じます。