大阪支部 秋の行事 音楽鑑賞会開催報告

去る10月29日(日)、見事な秋晴れのもとに大阪支部秋の行事・音楽鑑賞会を開催しました。
今年は兵庫県西宮市の兵庫県立芸術文化センターにおいてクラシック音楽を鑑賞する会、といたしました。
コロナ禍が一段落したところでインフルエンザが猛威をふるい、当日お越しいただけなかった会員の方も複数いらっしゃいましたが、大阪支部より16名(ご家族様含む)、神戸支部より3名の合計19名のご参加をいただきました。

プログラムはショスタコーヴィチのピアノ協奏曲第2番とマーラーの交響曲第5番、指揮はシンガポール出身、日本フィルハーモニー交響楽団の首席指揮者を務めるカーチュン・ウォン、ピアノは日本を代表するジャズピアニスト小曽根真でした。発売間も無くチケットは完売、という非常に人気の演目で、当日は予備席が設けられるほど大入でした。
カーチュン・ウォンの滑らかさと緩急の際立つ鮮やかな音作りに加え、小曽根真の独特なグルーヴィーな演奏により、新しいショスタコーヴィッチが浮き彫りになったようでした。

マーラーの交響曲第5番は、1901年(日本女子大学の開校と同年)に作曲が開始されました。第1楽章の重厚なオープニング、また、映画『ヴェニスに死す』の挿入曲となった甘美な第4楽章は皆一度は耳にしたことがあり、舞台を埋め尽くすオーケストラの迫力と相まって、当時の世界観を全身で感じることができました。

アンコールのピアノ小品「モーツァルトの昼寝」は見事なトランペットの演奏と美しい旋律で、夢の中に引き込まれるようでした。

演奏会が終わると参加者の全員が上気したお顔で「感激しました」「本当に来て良かったです」「また音楽会に行きたくなりました」と絶賛されていました。終了後は会場正面のフレンチレストランにて懇親会を開催しました。
年代も学部も様々な会員が集い、感動を共にし、交流する素晴らしい機会となりました。また、桜楓会支部活動についてのご意見やご感想も伺うことができました。今後の活動の指標とさせて頂きます。

ご参加下さいました会員の方々、支部活動を支えてくださっている会員の方々に厚く御礼申し上げます。次は来年2月に講師派遣事業による講演会を開催いたします。多くの皆様のご参加をお待ち申し上げております。

大阪支部の受付
満員の会場