世田谷東支部『第3回サロン・ひがし“晩秋の下北沢散策”のご報告』

2023年12月1日、10時半、世田谷区代沢3丁目の浄土宗の古刹「森巖寺」に11名の参加者が集合しました。

下北沢といえば、近年小田急線が地下を走るようになり、旧線路地がプロムナードとして開発され、若者に人気の町となりましたが、江戸時代は、とくに今回訪れる森巖寺は、お灸を施す高齢者に人気の所(ブラタモリ説)だったとか。

世田谷東支部の管内、世田谷の名木に指定されている樹齢400年といわれる境内の大イチョウが黄葉で美しい時期、周辺を散策してみては、と今回の催しとなりました。森巖寺、おとなりの北沢八幡宮、そして人気の手打ちそば店でランチ、その後プロムナードへがコース。

先ずは、陽に照らされた黄金色に輝く大イチョウに感動。徳川家康の二男結城秀康の位牌が祀られている本堂、施灸で人気だった淡島堂などをめぐっていると、一行のさわぎに気づいてくださったのか、好青年の若住職(?)さんが出てらして、札所をあけてくださるサービスなどして下さいました。

北澤地区の古い八幡神社もお詣りして、向いにある打心蕎庵に。小さな和風のお庭もあって、最近は外人のお客さまも多い店です。2階の個室は高価なメニュー限定のお席なのに、ご配慮くださり、案内されました。おかげで参加者はまとまって学生気分で談笑しました。新鮮な素材の天ぷら、香りのある打ちたてのお蕎麦などいただき、至福の時を過ごしました。

一同お腹もいっぱい、ほこほこ気分で歩いて新名所、雑木林風に植栽された線路街に。新感覚のお店をのぞきながら世田谷代田の駅まで行き着きました。都心は超高層化が進む中、しっかり地面をふみしめる世田谷の計らいを楽しみました。

予報より暖かな日となり、同窓生同士の気持ちも暖まり、サロンは散会しました。

世田谷東支部長 玉井真寿美