大阪支部初の対面講演会となりました今年、本学人間社会学部心理学科准教授の上田彩子先生をお迎えして「心理学から考える魅力的な顔―化粧やマスクの効果―」と題してご講演いただきました。3年間のマスク生活が私たちにもたらした新しい「顔」の概念について知見を深め、今後の生活をより豊かなものとする契機になりました。
講演では、まず「顔」の社会的意味について、後半は「魅力」について、具体的な事例でご説明いただきました。
魅力的な顔は社会的評価や収入も高い傾向にある現実と、笑顔の意味には一同大きく頷き、口角を上げる、目と眉の間隔を狭くするなどの「魅力的な顔を作る」というトピックでは熱心にメモを取っていました。
当日、大阪はもとより、京都、神戸からも多数ご参加くださり、会員のご家族や一般の方も含め幅広い年齢層をお迎えしました。実施したアンケートでは「とても楽しい有意義な講義だった」「顔に対する意識が変わった」「改めてメイクを楽しみたい」などの回答が散見されました。活発な質疑応答を経て講演会終了後に開催した茶話会では、先生も交えて大学や附属校の話にも花が咲きました。
大阪までお運びいただいた上田先生に、そしてこのような貴重な機会を得られる講師派遣事業に心より感謝申し上げます。 報告・松井亮子(新42回 理1化卒)