文京支部では、2026年度の庭園散策シリーズ第2弾として、5月15日(金)都立清澄庭園散策を実施しました。この庭園は、都営大江戸線の清澄白河駅からすぐのところにあります。当日は、とてもよい天気で、明るい陽射しのなか、ボランティア解説員の話を聞きながら園内を散策。参加者は、11人、80代から50代まで年齢の幅がありましたが、それぞれのスタイルで和やかに散策を楽しみました。清澄庭園は、大名屋敷だったものを明治11年三菱の岩崎弥太郎が買い取り、弟の弥之助、長男久弥の尽力で今のようなすばらしい庭園になったとのこと。久弥は1924(大正13)年、私財を投じ整備した庭園を無償で東京市に寄付したそうです。久弥は、米国ペンシルヴァニア大学のウォートン・スクールで財政学などを学んだ人ですが、若いころから決して奢らず、他者への配慮を忘れなかったとのことです。アメリカ留学を通して、寄付の重要性、文化事業や社会事業の大切さを学んでいたのでしょう。
散策後、涼亭でのお食事会へ。明治42年、イギリスからの賓客をもてなすために建てられた水上へせり出す数寄屋造りの伝統的な木造建築で、震災や戦災をまぬがれ今日に至っています。100年以上経てもこうしてすばらしい庭園と歴史的建造物を楽しむことができることを幸せに思いました。久弥は、1924年、東洋文庫(文京区本駒込)も設立しています。次回の庭園散策は、旧岩崎邸庭園(台東区)や東洋文庫なども実現できたらいいな、と思っています。涼亭でのお食事の後には、文京支部の安藤さんお手製の桜楓羊羹と酒蒸し饅頭(写真参照)がお土産として配られ、細部にわたる心づくしの数々、心よりお礼申し上げます。イベント担当のみなさん、庭園ボランティアの手配など事前準備の段階から様々なご尽力、ありがとうございました。次回の庭園散策もよろしくお願いします。
(文責:文京支部長山田知子、写真:文京支部の加藤千香子さん提供)



安藤さんオリジナル作品「桜楓会羊羹」